2012年11月9日金曜日

無題・引用

夜と霧、ヴィクトール・E・フランクル
強制収容所にいたことのある者はなら、点呼場や居住棟のあいだで、通りすがりに思いやりのある言葉をかけ、なけなしのパンを譲っていた人びとについて、いくらでも語れるのではないだろうか。そんな人は、たとえほんのひと握りだったにせよ、人は強制収容所に人間がをぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間がとしての最後の自由だけは奪えない、実際にそのような例はあったということを証明するには充分だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿