Wikipediaにも記事があった(参照).
以下,ほぼ引用.
日本経済の問題を「デフレ」とした上で,デフレ克服のために取られる一連の経済政策.インフレターゲットを設定し,これが達成されるまで大胆な金融緩和措置を講ずる.
日本経済の置かれた背景としては,1990年代初頭のバブル崩壊以降,名目GDPの成長不全に陥っていた.それなりに金融緩和をしていた(気がする)が,あまり効果はなかった.クルーグマンは当時,日本が流動性の罠に陥っている可能性を指摘しつつも,日本経済を回復させるための手段として,お金を大量に刷りなさいということを言っていた.また,スティグリッツも,日本がバブル崩壊以降のデフレに対して手をこまねいている現状を指摘し,日本経済の好転のためには日本政府が財政赤字を紙幣増刷によってファイナンスしては,と提言していた.
2012年11月16日の解散総選挙から12月26日の第2次安倍内閣発足にいたり,政権与党に返り咲いた安倍さんだが,経済政策についてはデフレ脱却・無制限の量的緩和策を打ち出しており,それを好感した株価の動きもあった.
アベノミクスは,大胆な金融政策,機動的な財政政策,民間投資を喚起する成長戦略の3つを基本方針としている.個別の政策としては,2%のインフレ目標,円高是正,政策金利のマイナス化,無制限の量的緩和,大規模な公共投資(国土強靭化),日本銀行の買いオペによる建設国債の引き取り,日銀法改正などがあげられる.
勉強不足でいろいろよくわからないし,約3年の民主党政権でどのような財政政策がとられてきたのかもわからない.米国その他の財政政策のトレンドもよくわからない.
民主党政権でしばしば言ってた「成長分野に集中的に投資を」という話については,政府がそういうのを敏感にキャッチし,適宜投資するなんて芸当は正直無理筋よねというのはあった(だからこそ,計画経済というのは上手くいっていない).結局のところ,マネタリーベースを増やして経済の循環をよくし,民間の手で成長領域への投資を活性化するような手段しかないっぽいみたいな結論なんだろうと思う.とはいえ,貨幣量が多すぎると(過度な)インフレを起こして国民生活が脅かされたり,国債の信用が落ちて金利上昇,財政破綻をきたすなどの副作用もあるんだろう.いろいろな評があってよくわからないけれど.
とりあえず,経過を見守ることにしよう.
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