社会的入院へのニーズがある.それは,患者・家族の側から,そして,医療従事者(多くは医師)の側からも.
患者自身の医療の必要度から言って,過剰な医療を提供される病床での,社会的入院.「そこじゃなければならない」ではなく,「そこしかない」みたいな理由で選ばれる.
需要と供給のミスマッチが存在する.より医療を少なめにしたような病床へのニーズが高いのにもかかわらず,そういう病床が足りていないわけだ.
社会的入院は,しばしば医療従事者の儲け精神だとか,患者・家族の過剰な心配だとか,そういう観点から批判されたりするように思うが,むしろ需給のミスマッチととらえた方が捗りそうではある.だからといって問題は解決しないが,とはいえ無意味に対立するべきでもないように思う.
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