臨床研修制度と医師の偏在の問題について。
「医師の偏在」を根拠に、6都府県の研修医数を絞ろうという議論はあるが、そもそも前提となる「6都府県に医師が偏在している」という命題自体がどれくらい妥当かは明らかでない。厚労省の報告書は、医師の偏在の問題に興味がある様子だったが、その前提への分析については、ちゃんと調べる必要がある。
いずれにせよ、偏在是正を「枠の絞り込みによって」達成しようというのは、やや暴力的のような気がするし、地域は自ら医師を惹きつけなければ、定着しないからどのみち同じ結果となりそうではある。
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